信金中央金庫が創立70周年記念事業として行う「SCBふるさと応援団」寄付で、瀧野川信用金庫の推薦により北区に1,000万円を寄付したことを受けて3月3日、北とぴあ（北区王子1）で感謝状贈呈式が行われた。

　当日は、花川與惣太北区長が信金中央金庫に感謝状を贈った。「SCBふるさと応援団」寄付は、SDGsを踏まえ信金中央金庫が企業版ふるさと納税等を活用した寄付を行うことで、地域の課題解決や持続可能な社会の実現に向けて地域創生事業を信用金庫とともに応援し、地域経済社会の発展に貢献することを目的としている。

　今回の寄付を受け、起業セミナーやビジネスプランコンテスト、コミュニティービジネス支援等を一体的に2カ年単位のプロジェクトとして北区が2021年度から推進する「起業家育成プロジェクト」の一環で、新たに区内の学生を対象とした起業家講演会や起業体験ワークショップを瀧野川信用金庫と連携して行う。

　北区産業振興課の土屋修二課長は「まだ企画段階だが、学生が作成した事業計画書を金融機関と連携してブラッシュアップしたり、資金調達や資金管理など金融リテラシーの向上を図ったりしながら、潜在的な創業者の増加につなげたい」と話す。