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滝野川の「厚焼きたまごサンド」専門店が季節限定メキシカンソース味

「厚焼きたまごサンド」を持つ「kakko」オーナーの中嶋さん

「厚焼きたまごサンド」を持つ「kakko」オーナーの中嶋さん

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「厚焼きたまごサンドkakko(かっこ)」(北区滝野川6)が7月1日、季節限定のメキシカンソースを使ったサンドの提供を始めた。

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「トマトと玉ネギが決め手」という特製メキシカンソースを使った「厚焼きたまごサンド」はピリ辛味。「ビールやサイダーなど、炭酸系飲料の爽快な味わいに、とても合う」と同店オーナーの中嶋さんは言う。

 全国各地のイベント会場などでも出店することが多い同店では、7月14日から20日まで、銀座松屋地下一階の催事場でも、この季節限定サンドを提供する予定。

 厚焼き卵の卸からスタートし、テークアウト専門店を昨年12月末に開いた中嶋さんは、これまで15年間厚焼き卵を焼いてきた。お店を開くに当たり、「卵サンドのための」厚焼き卵作りとだし作りを目指したという。「卵は青森、秋田、岩手など東北のものを使っている。寒い地方の卵は味がしっかりしているように感じる。だしは、かつお節などさまざまなだしをブレンドして使っている。卵の味は繊細なので、だしの味の主張が強すぎても弱すぎてもいけない。パンにサンドした時に最高においしくなるよう独自のだしの配合を工夫した」と話す。同店の厚焼き卵は一本一本手焼きしており、その日に売る分だけを焼いている。新鮮さの保持と衛生面への配慮から、卵は全て焼く直前に割るようにしている。

 同店では、コーヒーや紅茶など、ポピュラーなサイドメニューをあえて置いていない。メニューには「だしスープ」「オニオンスープ」「バナナジュース」などが並ぶ。発想の源の一つは「旅」だという。旅好きの中嶋さんは、イベント出店で出掛けた先で積極的に地元の人と交流し、その土地ならでは素材を発見したり、その場でアイデアがひらめいたりすることもあるという。

 営業は平日の11時30分~19時。月ごとの定休日はホームページとインスタグラムで知らせる。

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