赤羽駅東口近くの「ラーメン専門店ゆうひ屋」(北区赤羽1)が2月11日、オープン20周年を迎えた。
店主はオープン当初から店に立つ2代目店主の梅原由紀さんで、店は父親から引き継いだ。川口でラーメン店を経営する弟のほか兄、母親らが手伝いながら切り盛りしているという。梅原さんは「新メニューの開発などは『オール家族』で意見を出し合いながら店の味に関わっている」と話す。席数はカウンター10席。
現在も来店客の約半数が女性という同店では20周年を迎えるに当たり、女性客にも印象が良いようにと、ポップな雰囲気をイメージし、店の扉を自らペンキで赤色に塗装した。ほかにも昨年のうちにオープン当初からある銭湯絵師の手描きの看板も磨いたという。
透き通ったスープで北海道産の小麦粉使用の中細麺を使う「淡麗煮干ラーメン(しょうゆまたはゆず塩)」(750円)は10周年記念として開発し、現在の主力メニューとなっている。梅原さんは「長年ラーメンを作っていると、だしを取る工程でいろいろと混ぜたくなるもの。そこで、逆の発想を取り入れ、前の日から水と煮干しだけでだしを取りうま味を追求した。調味料で仕上げているが、シンプルなうま味が売り。最後にお茶漬けも試してほしい」と話す。
ほかにもオープン当初からのメニュー「豚骨魚介ラーメン(しょうゆまたは塩)」(780円)、「みそラーメン」(800円)、しょうゆ・みそ・塩から選べる「つけめん」(800円)など。「味付け卵」「チャーシュー」「カイワレ&白髪ねぎ」などのトッピングも用意する。
アケネギ、ニンニクチップ、マー油、ワサビ、マヨネーズなどのトッピングが楽しめる「油そば」(850円)も人気だという。サイドメニューは、「チャーシュー丼」「もちもち水餃子」(以上300円)、「おつまみセット」(400円)など。ドリンクメニューは「缶ビール」(400円)、「缶チューハイ」(300円)。
梅原さんは「赤羽はラーメン激戦区で新しい店やユニークな店も多いが、20年前から家族で作り上げた味もぜひ、楽しんでいただけたら」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~15時、18時~24時(売り切れ次第終了)。