「第6回 我が街の偉人 渋沢栄一クイズラリー」が11月3日、北区王子・飛鳥山周辺で始まる。主催は「タウン誌きたシティ」。
王子・飛鳥山かいわいの各参加店(25店)を巡り、全25問のクイズに回答する同企画。全問正解者には、2020年2月の授賞式で渋沢史料館館長が「渋沢栄一マイスター認定証」と記念品を贈呈する。過去開催では約300人が「渋沢栄一マイスター」を受賞している。
クイズラリー参加店は「武蔵野楽器」(豊島1)、「サカイ工房」(西ヶ原2)、「サトリ珈琲店」(滝野川1)、「小倉屋松屋米店」(西ヶ原1)などのほか、「旧古河庭園」(西ヶ原1)、「七社神社」(西ヶ原2)など区内の名所にクイズを設置する。参加店の中には、1901(明治34)年から渋沢が本邸とした、飛鳥山の渋沢邸で催された招待園遊会などに料理を提供した店もあるという。
関連イベントとして、11月8日から北とぴあ(王子1)17階フロアでは渋沢栄一の功績や北区との関わりなどを紹介するパネル展「渋沢栄一街中史料館」を開催する。このほか、11月22日は七社神社で渋沢資料館館長井上潤さんによる「第5回 館長出前講座」を開く(受講料2,000円、要事前申し込み)。
北区内では現在、日本初の近代的銀行「第一国立銀行(現 みずほ銀行)」をはじめ、紡績、海運、鉄道などの会社を創設した「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一(=「グランド・オールド・マン(偉大な老紳士)」)をシンボルに、その姿をシルエットにしたデザインの同企画のチラシやポスターなどを区内各地に掲出している。クイズラリーでは参加店に同シンボルの等身大パネルを設置し、記念写真を撮影することができる。
2024年に刷新する新一万円札の「顔」になる事が決定した渋沢栄一は、2021年NHKの大河ドラマの主人公にも決定したことから、関係者は区内に多くの渋沢ファンが訪れることに期待を寄せている。
クイズラリーの応募用紙は、「きたシティ」11月3日号のほか、クイズラリー参加店(一部除く)、北区役所、北とぴあ、区内図書館、飛鳥山博物館、六義園などに設置する。
12月24日まで。