赤羽一番街商店街の居酒屋「鮮魚と手仕事料理の店 海里(みさと)」(赤羽1、TEL 03-5249-1558)が9月28日から、新メニュー「赤羽饅頭(まんじゅう)」通称「赤まん」を提供している。
15年来の人気メニュー「とん豚(とん)ひつまぶし」(1,230円)などのほか、店主の若林勇さんの手作り料理を売りにした同店は、今年4月25日に25周年を迎えた。赤羽の地名にちなみ、見た目が赤い生地と羽根のある鶏肉を使った具を組み合わせた若林さん考案の「赤まん」(280円)は、地元をPRできるものとして考えたメニューだという。鶏もも肉を柔らかくなるまで煮込んだ具を、トマトを使った赤い生地で包んだ「赤まん」は、毎日限定14個を提供する。
「赤まん」とともに若林さんが長年の構想から実現しメニューに加えた長崎の角煮まんスタイルの「白まん」(380円)は、豚の肩ロースを5時間煮込んだ、とん豚ひつまぶしの角煮と甘ダレを使う。「赤まん」「白まん」はテークアウトにも対応する。
若林さんは「お店のPOPや店の外のメニュー表示などにも工夫をしている。料理だけでなく創作や、アイデアを出すことが好き。自分も楽しまないとお客さんも楽しくないよね」と笑顔を見せる。
メニューには「赤羽餃子(ぎょうざ)」(520円)、豚のスネのソフト薫製「スネ夫くん」(700円)、「ビーフシチューの天ぷら」(490円)、「フォアグラ最中(1個)」(410円)などユニークな商品が並ぶ。ドリンクは、ビール、日本酒、サワーなどのほか、横須賀発祥のプランデーをジンジャーエールで割った人気カクテル「飲むブラジャー(A・C・Fカップ)」(620円~)を用意する。カクテルで使うジンジャーエールは若林さんの手作りで、ソフトドリンクとして「ノーブラ」(500円)という名前で提供する(価格は全て税別)。
若林さんは「最近、赤羽は飲み屋のイメージが強いが、かつては割烹(かっぽう)料理店やすし店などゆっくり食事のできる料理店も多くあった。当店では『赤まん』だけでなく、メニューは一つ一つ手作りにこだわっているので、いろんな料理を楽しんでほしい。新メニューはテークアウトで赤白1個ずつなど購入される方もいる。注文をもらってから蒸すので、提供まで少しお待ちいただくが、気軽に立ち寄ってほしい」と呼び掛ける。
営業時間は、ランチ(火曜~金曜)=11時30分~14時、ディナー=18時~23時。日曜祝日定休。