赤羽で8月21日、起業家を対象に月1回開く勉強会「プレミアムウエンズデー」が始まった。主催は、ものづくりに関する経営コンサルティングやビジネスデザイン関連の各種サービスを展開するレグリンク(北区赤羽1)。
勉強会は同社が入居する東京都北区の創業支援施設ネスト赤羽利用者を中心とした交流を目的にしており、入居者間の「知識」「知見」「人脈」をシェアできる環境づくりを目指すという。月1回、テーマを設定し開催する。初回は「起業の企業ブランディング~ネーミングとロゴに込める思い~」をテーマに開催。ネスト赤羽入居者だけでなく、一般の参加も見られたという。
同社の上原秀教社長は「起業家同士の交流会はたくさん開かれているが、単に集まって交流するだけでは、仕事を依頼したり、人を紹介しあったりするような関係性づくりは難しいと感じていた」と話す。勉強会では各回、テーマを設け、参加者が相互に発信をしてもらう工夫もあるという。「互いに発信することで、事業の内容を理解しあったり、人となりが理解できるようになったりする。そうした関係性を構築する経験があってこそ、信頼が生まれ、初めて知識や知見、人脈をシェアできるようになる。さらに自ら発信することで自社のビジネスを整理し、対外的な発信力を強化する効果もある」とも。
2回目となる9月25日のテーマは「営業交渉力を高める基礎の基礎」、10月以降は「ストーリーブランディング」「収益マネジメント」「デザイン思考のススメ」などの開催テーマを予定する。
上原さんのビジネスパートナーで、10月以降にストーリーブランディングのテーマで講師を務めるグラフィックデザイナーの狩野祐司さんは「商品やサービスについて、ブランディングの重要性などを、なるべくかみ砕いて話していきたい。売り上げにつなげるためには、どうしたらいいか分からないという人にも参加していただければ」と話す。
「起業をしても1人で全てできる人はいない。誰かと相談したり、ちょっとした会話の中にひらめきが合ったりするもの。ネスト赤羽の入居者や卒業生だけでなく、興味のある一般の方にも参加していただければ」と呼び掛ける。
会場はネスト赤羽(赤羽1)2階会議室。9月25日の開催時間は18時30分~19時30分。参加費は1,000円。