田端文士村記念館(北区田端6、TEL 03-5685-5171)で2月8日、企画展「子規が打ち、龍之介が泳ぐ 田端の大運動会」が始まる。
同展は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を記念し、田端文士芸術家とスポーツについて紹介する。
田端は、1889(明治22)年に東京美術学校(現東京芸術大学)が隣町である上野に開校したのを機に、多くの文士芸術家が暮らし、作品を生み出してきた歴史がある。今回は、写真や作品に残された作家らが運動する姿に焦点を当て、「正岡子規と野球」「水泳と芥川龍之介」など作家らの意外な写真のほか、サトウハチローが1964(昭和39)年東京オリンピックを詠んだ詩の直筆原稿など、オリンピックに関する資料も展示する。
関連イベントとして3月15日、作家らが運動する姿に見られる文士や芸術家の意外な一面について講義した後、ゆかりの地を散策する「田端ひととき散歩 スポーツをする文士芸術家たち ~意外な運動神経とは~」(定員80人、先着順、参加無料)、同22日には野球殿堂博物館学芸員の井上裕太さんを招き「講演会・野球の歴史と田端文士たち ~正岡子規、押川春浪、サトウハチローほか~」(定員100人、事前申し込み、参加無料)を開催。野球の歴史と、野球好きだったという正岡子規、押川春浪、サトウハチローのエピソードなどを予定する。
開館時間は10時~17時。月曜・祝日の翌日休館(月曜が祝日の場合は火曜・水曜休館、祝日の翌日が土曜・日曜の場合は翌週火曜休館)。入場無料。5月6日まで。