十条エリアに1月29日、ラーメン店「Chu-Ru-Ri(チュルリ)」(北区上十条3、TEL 03-5948-5059)がオープンした。
「十条の人たちに愛されるラーメン店を目指したい」と話す店主の関口さん
席数は、カウンター7席、4人掛けテーブル1卓の計11席。店主の関口翔也さんは学生時代のアルバイトを含めるとラーメン店での経歴は8年。有名店で働いていたときは21歳の若さで店長を任された。26歳でラーメン店が多数並ぶ十条で独立にこぎ着けた。
「十条は大学があり、学生も高齢の方もいる。老若男女みんなにラーメンを提供したかった。透明な清湯(ちんたん)をベースにしたスープは高齢者や女性にも合う一方、脂がのった角煮チャーシューのトッピングを用意してしっかり食べたい男性の胃袋にも対応している」と話す。
塩ラーメン専門、しょうゆラーメン専門など、ラーメン店の細分化が進む中、塩、しょうゆ、みその主要3品をメニューの中心に置く同店。関口さんは「ラーメンの好みは人によってバラバラ。仲間や家族と来たとき、それぞれが好きなラーメンを食べてほしい」という理由で、ラーメンの味を1つに絞らなかったという。その分、仕込みの時間が3倍にもなっているという。「手を抜いたら3品全てが中途半端になってしまう」と手間を惜しまずラーメンと向き合っている。
メニューは「芳醇塩ラーメン」「ちゅるりしょうゆラーメン」(以上800円)、「濃厚みそラーメン」(850円)、「MAZE油そば」(880円)、「芳醇塩ラーメン 味玉付き」「ちゅるりしょうゆラーメン 味玉付き」(以上900円)、「濃厚みそラーメン」(950円)、「芳醇塩ラーメン 特製盛り」「ちゅるりしょうゆラーメン 特製盛り」(以上1,200円)、「濃厚みそラーメン 特製盛り」(1,250円)、こぼれチャーシュー丼(350円)。
「口の中がリフレッシュできてラーメンの味がしっかり分かる」という理由から、ラーメン店では珍しく無料でアイスコーヒーも提供している。関口さんは「万人受けするラーメンはないといわれているが、そこにチャレンジしたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時、17時30分~21時。