「北区・子どもの水辺協議会」の第22回「日本水大賞」審査部会特別賞の表彰式・受賞活動報告会が7月18日、荒川下流河川事務所(北区志茂5)で行われた。主催は国土交通省荒川下流河川事務所。
受賞活動名称は「荒川下流の柔らかなワンド整備と見試しによる維持運営」。2001(平成13)年7月に設立された同協議会は2005(平成17)年4月、北区による環境整備工事でワンド「北区・子どもの水辺」が完成して以降、ワンドの整備、保全、活用を通じて河川環境の保全に貢献。この点が評価され、初めて同賞を受賞した。
今回の受賞を受け、北区水辺の会の代表、柳澤耕太郎さんは「私たちの活動が認められて大変うれしい。これからの課題もあるので取り組んでいきたい」と笑顔を見せた。土井富美子さんは「魚類、野鳥、水質調査や底泥改善作業、河川の清掃活動など活動範囲が多岐にわたり、若い人たちの力に支えてもらっている。小学校の学習支援や清掃ボランティア活動などを通じて、子どもが大人になったときにまた水辺に来てほしい」と話す。
同事務所の辻勝浩副所長は「河川の良い使い方が地域の方から広がっていく、いいモデルになっている。こうした活動が他の地区へと広がっていくためにサポートしていきたい」と期待を寄せる。