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若手起業家による「本物の赤パン」、クラファン達成で北区から世界へ

A.kaプロジェクト「本物の赤パン」

A.kaプロジェクト「本物の赤パン」

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 アパレルメーカー「Red Create」(北区東十条4)が「日の丸ブランドA.ka(アカ)」のプロジェクト「本物の赤パン」のクラウドファンディングで目標額を達成し、1月から世界へ進出する。

「本物の赤パン」商品セット

 「本物の赤パン」は希少とされる高級天然コットン「SUVIN」100%を原料として使った完全無縫製のメンズ用ボクサーパンツ。社長の三井所健太郎さんは「身に着けたくなる素材と耐久性を実現した」と話す。「多くの情報とモノがあふれる時代に、本当に良いものを味わうことが自分を大事にすることにつながると考えている。作り手の思いを伝えていくという循環も見直していきたい。ものづくりの原点を追求した商品」とも。

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 三井所さんはサラリーマン時代に営業職を経験。赤いパンツをはいている経営者が多いことに気付き、「赤」には人を引き寄せる効果があるように感じていたという。自身も巣鴨で購入した赤パンを履いた翌日に大口の受注が取れた経験もあることや日の丸の「赤」の意味も込め、赤色を選んだという。

 実際の商品が手元に無い状態で「心地良さ」「気持ち善さ」という抽象的な表現しかできないクラウドファンディングでは資金が集まりにくいと考えていたが、国内向けのクラウドファンディングでは目標金額の30万円に対し、開始3日目で100%を達成。12月27日現在、189%の56万7,300円が集まっている。三井所さんは「A.kaのコンセプトを分かち合えるパートナーの理解を得られ、良いものを追求したことで結果につながった」と話す。

 パートナーシップを結ぶのは、パンツの製造にニット製造の「第一メリヤス」(大阪府枚方市)、付属品の専用洗濯ネットにはリネン業界から「モリイチ」(東京都練馬区)、きり箱にはオーダーメードの木箱を製作する「パックス」(和歌山県新宮市)、包装紙に使う和紙は和紙専門店「小津商店」(東京都中央区)、パンフレットの製造には紙製品企画・製造「羽車」(大阪府堺市)といった、創業60年~100年の老舗企業が協力している。プロモーション動画では、世界中で公演を行う「和太鼓集団 鬼太鼓座(おんでこざ)」とコラボが実現した。

 次のステップとしてアジア・欧米圏の市場を狙った「JAPANKURU FUNDING(ジャパンクル ファンディング)」に挑戦する。既に中国市場の話もあり、歩みを進めている。

 「自分の体の一番近くにあるアンダーウエアだからこそ、いいものを身に着けてほしい。反響の多かった女性向けの商品開発も済んでおり、今後発表予定。将来的には赤羽で実店舗を構え、『A.ka(赤)』で『赤羽の街』の魅力も一緒に伝えていきたい」と意欲を見せる。

 現在の国内向けクラウドファンディング(Makuake)は1月15日まで。「JAPANKURU FUNDING」は1月20日開始。