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赤羽の「なごころ化粧品」が店頭販売 「生の声を大切に」実現へ

商品を手にするスタッフ、赤い看板が目印のなごころ化粧品

商品を手にするスタッフ、赤い看板が目印のなごころ化粧品

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 北区赤羽の化粧品メーカー「なごころ化粧品」(北区赤羽1)が1月15日から店頭販売を始めた。

販売場所では、石けんの泡体験もできる

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 これまで、通信販売と区外の契約販売店の取り扱いがメインだった同社。油原隆社長は「北区内での祭りやマルシェなどに出店した際、なごころブランドを既に知っているお客さまが足を運んでくれることが増えた。『北区内で購入できないのか』や『広告で見かけたことがある。応援しているよ』など声を掛けられることも増え、事務所の一画で店頭販売を始めることとなった」と話す。

 店頭販売に向け、事務所入り口のスペースにカウンターとレジ、事務所の扉に赤い看板を設置し出迎える。通りからも見えるよう、さらに大き目の看板を準備予定だという。

 店頭では、販売5周年を迎えた人気商品「桜と七草のお水のクリーム白玉りっち」(25グラム=2,255円)や「くにかねさんのお塩の石けん」(1,570円)のほか、美容液、化粧水、クレンジング、ピーリングジェル、日焼け止めなど全商品の購入が可能。商品は油原社長自ら製品に適した得意な分野を持つ工場を選定し、商品ごとに提携工場も選んでいるという。「肌の弱い人、乾燥に悩む女性にお薦めしたい」と話す。

 2019年6月に赤羽2丁目から事務所を赤羽中央街商店街のエリアに移転。駅などからのアクセスもよくなったこともあり、店頭販売開始前にも、看板を見掛けた人が「ここで買えるのかしら」と事務所に訪れることもあったという。もともと、客の声を直接聞き商品に反映させたいとの思いから、2009(平成21)年に起業した油原社長は「創業時は1人だったが、女性従業員が増えたことで、パッケージデザインや商品開発も女性の意見を反映できるようになり商品がよくなっている。店頭販売は女性スタッフの前向きな意欲もあり実現した」と話す。

 店頭販売責任者の岩切絵里香さんは「店頭では人気商品の泡体験もしていただける。自然派の化粧品に興味のある人は気軽に足を運んでほしい」と笑顔を見せる。「事務所機能も備える場所のため、扉は閉まっているので、お越しの際はチャイムを鳴らしていただければ」とも。油原社長は「お客さまの生の声はこれからも大切にしていきたい。将来的には赤羽に販売店舗を構えたい」と意欲を見せた。

 店頭販売対応時間は平日11時~15時。

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