講演会「清水克衛 ろくやおん説法VOL.2 渋沢栄一を創った本たち」が2月2日、十条のコミュニティースペース「しかのいえ」(北区上十条2)で開催される。
1995年から自分がいいと思う本だけをそろえるスタイルで書店を経営し、全国で読書や本に関する勉強会などを開催する「書店 読書のすすめ」代表の清水克衛(しみずかつよし)さんを語り手に、聞き手としてNPO法人読書普及協会の髙草雄士(たかくさかずと)さんをゲストに迎える同イベントは今回で2回目。
主催する「しかのいえ」代表の鹿野青介(しかのせいすけ)さんは元出版社勤務。昨年6月「しかのいえ」をオープンし、20年前から交流のある清水さんにあいさつに出向いた際、清水さんから「何か一緒にやろう」という一言で実現したという。
今回のテーマは北区にゆかりある「渋沢栄一」。鹿野さんは「イベントはテーマを設定し、自由に話をしてもらうスタイル。渋沢栄一の思想や源流、商人である清水さんから商売する人間として渋沢栄一の話をどう生かしていくかや、『論語と算盤(そろばん)』のルーツを探る内容になるのでは」と話す。「清水さんの本との付き合い方に触れていただき、いい本と出合う経験をすることで、自分の頭でものを考えたり、視野が開けたりする機会が少しでも増えるきっかけになれば。清水さんは、本のソムリエとも呼ばれており、本に出合うための最高の道案内役」とも。イベント終了後は、懇親会(有料)も予定する。
「前回は、清水さんのファンや協会のつながりからの申し込みで満席となった。テーマが渋沢という事もあるので、ぜひ区内の人にも参加していただければ」と呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。参加費は3,000円(ワンドリンク付き)。定員20人。申し込みはホームページとメールで受け付ける。