北区王子の越野建設駐車場スペース(北区王子4)で11月16日、「第9回コンクリートの日 体験まつり」が開催された。主催は同実行委員会。
密実なコンクリートができるという「バイブレーター(振動機)」体験をする親子
日々生活する街中の建物などの材料として生活の身近にありながら、詳しく知る機会のない「コンクリート」と「建築」について、子どもたちに体験を通して学んでほしいとの思いから毎年開催している。この日は、共催の越野建設の社員らが揃いの青いジャンバーで来場者を出迎えた。
会場の体験コーナーは、生コンクリートを型枠に打ち込む際に振動で締め固めるための機械を実際に体感できる「バイブレーター(振動機)にさわってみよう」「セメントで手形をつくろう」などが用意された。「生コンクリートにさわってみよう」の体験コーナーでは、固まる前のコンクリートに手を入れる子どもたちが初めての感触に声を上げる様子も見られた。
ほかにも、コンクリートミキサー車の運転席に乗車し記念撮影できるコーナーや、鉄筋コンクリート構造について学びながらクイズに答えると全問正解者に建設機械のトミカの景品がもらえる展示ブースなどが用意された。会場には、綿菓子やフランクフルト、煮卵などの飲食ブースも出店し、家族連れなどで賑(にぎ)わいを見せた。
2歳と6歳の子どもと一緒に訪れていた母親は「こんな風にコンクリートに直接触る体験はめったにない。子どもたちも興味を示し、楽しんでいた」と笑顔を見せた。
生コンクリート記念日は11月15日。