シニア世代の新たな働き方の提案や創業に向けた担い手発掘のための「コミュニティビジネス人材育成講座」が10月8日から始まる。主催は北区のNPO法人「コミュニティビジネスサポ―トセンター」(北区赤羽1、TEL 03-5939-9503)。
9月に開かれたシンポジウムの様子。40代からの参加も見られた
同講座は、シニア世代の「生きがい」と「仕事」の両方につながる可能性のあるコミュニティービジネス(=市民が主体となって、地域の課題をビジネス手法で解決する事業活動)の具体的な就労の受け皿を増やすことを目的としたプロジェクトの一環で開催される。講座の参加者を中心に地域の課題解決や地域活性化に向けたプラットホームの構築による支援機能の充実を図ることも目指す。
9月10日に開かれた同プロジェクトのシンポジウムには、北区・豊島区・板橋区を中心に都内各地から約30人の参加があった。今回は「応用編」として、より実践的な内容となっている
同講座では、コミュニティービジネス事業者「おとなりスタンド&ワークス(板橋区)」と「みんなのえんがわ池袋(豊島区)」の見学のほか赤羽のコワーキングスペースアカコでコミュニティービジネス経営講座やコミュニティービジネスプランの作成などのプログラムを用意する。全4回。
同NPOプロジェクト担当者の河野優也さんは「経験やスキルを生かして就労を希望するシニア世代が多く存在している現状がある。退職後の働き方を考えている人や地域活性化や地域の課題解決に興味のある人は、ぜひ、講座に参加していただきたい」と呼び掛ける。
講座終了後、参加者はインターン就労体験(11月以降)を経て、北区・豊島区・板橋区を中心としたコミュニティービジネス起業や起業家のサポーターとして、活動開始(2020年2月以降)を予定する。
開催時間は各回18時30分~21時。