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北区でハンガリー柔道代表選手が小中学生と交流 「打ち込み」「乱取り」直接指導も

カラカシュ選手との乱取りの様子

カラカシュ選手との乱取りの様子

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 滝野川体育館(北区西ケ原2)で9月2日、「2019世界柔道選手権東京大会」に出場したハンガリー柔道代表のカラカシュ選手とトート選手を招き、柔道交流会が開かれた。

当日の様子

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 東京都北区には、味の素ナショナルトレーニングセンター(北区西が丘3)や国立スポーツ科学センター(同)など、アスリートが集う施設が集中しており「トップアスリートのまち・北区」を掲げている。東京2020大会に向けた取組みの一環として、IF基準を満たした施設(区立赤羽体育館、区立滝野川体育館)があることから、東京2020大会に参加する国・地域の競技団体の事前キャンプ誘致を検討していたところ、昨年ハンガリー国柔道協会と合意し、覚書を締結、今回の交流に至った。

 区内在住の小中学生36人が参加した交流会では、トート選手が手本として、一本背負いの打ち込みを披露。その後、子どもたちは打ち込みと乱取りで両選手と交流し、汗を流しながら、両選手の技を学んでいた。

 トート選手は子どもからの「試合前の緊張を落ち着かせる方法」についての質問に「緊張することを恐れないこと。ほかにも音楽を聴くことや、ハードなウォームアップで緊張する余裕をなくすこと」とアドバイスをするなど、子どもたちに真剣に向き合う姿が見られた。最後に、東京2020大会に向けて、子どもたちから応援メッセージが描かれたハンガリーの国旗が両選手にプレゼントされた。

 北区広報課担当者は「世界大会に前日まで出場していた選手を前に、子どもたちはいきいきとしていた。本当にいい機会となった。今後、ますます東京2020大会へ向けての盛り上がりに期待したい。大会だけでなく、今後も北区とハンガリーとの交流の発展にも取り組んでいきたい」と話す。

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