エスニック酒場「ナインスピアー」(北区西ヶ原1、TEL 03-6876-3829)が2月15日、JR駒込駅近くにオープンした。
店内は店主の佐々木美沙登さんがセレクトした木目の壁やテーブルに、落ち着いた明かりの照明器具でミステリアスな雰囲気の演出を施した。佐々木さんがタイで撮影した写真も飾っている。
店名はタイの僧侶が入れるタトゥーの模様、9本のやりにちなんで付けた。「物事をいい方向に運んでくれる」という願いが込められているという。店舗面積は7.5坪、席数はテーブル6席、カウンター5席。
駒込エリア在住の佐々木さんは専門学校卒業後、デザイン会社に就職し、内装や店舗全体のデザインなどにも関わってみたいと思うようになった。その後、料理の世界へ転身し、フレンチレストランの先輩が作った賄い料理でタイ料理を食べたことをきっかけに、タイ料理とタイが好きになったという。シンガポール料理店での勤務経験もあり、独立することを前提に働いていたところ、近くに物件を見つけ独立を果たした。
フードメニューは、生春巻き「ゴイクン」(780円)、「トムヤムクン」(1,080円)、鶏のフォー「フォーガー」(1,180円)など。人気メニューはスパイシーな青パパイヤのサラダ「ソムタム」(980円)、ハーブの香りが楽しめる「チェンマイ風つくね」(300円)。ランチタイムは「本日のカレー」「本日の麺」(900円)を提供する。いずれもサラダ・ドリンク付き。佐々木さんは「辛いものが好きな人には、香辛料とハーブの調合にこだわった、自家製ペーストの『レッドカレー』(1,080円)をお薦めしたい」と話す。
ビールは、タイ「シンハー」「LEO」「チャーン」、ベトナム「333」、インドネシア「ビンタン」、シンガポール「タイガー」、メキシコ「コロナエキストラ」、中国「青島」(以上650円)の8種を常時そろえる。カクテル、ウイスキー、ソフトドリンクなども用意する。
「オープンして間もないが、近所の人や仕事帰りに1人で来店する人も増えてきた」と佐々木さん。「メニューはペーストなども既製品に頼らず、手作りにこだわっている。エスニックが好きな方はもちろん、カップルや女性にも気軽に立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は、ランチ=12時~14時30分、ディナー=17時~23時。全席禁煙。