ゴミ拾いボランティアに取り組むNPO法人「グリーンバード赤羽チーム」が2月9日、自衛隊東京地方協力本部北地域事務所(北区赤羽西1)と社会奉仕活動を行うリアルライフヒーローと共にJR赤羽駅周辺で定例清掃作業を行った。
自衛隊との初コラボとなるチームメンバー 声を掛け合いながら清掃に当たる
2003年、原宿・表参道エリアから始まった同NPO。赤羽チームの活動は昨年12月で2周年を迎えた。同チームが区内のイベントに参加した際、イベントブースが隣同士になったことから意気投合した自衛隊の担当者に声を掛けたことに始まり、全国で活動するリアルライフヒーローらも駆け付け、三者コラボが実現したという。
当日は都内でも積雪予報が発表されていたが、集合時間には一時雪がやみ、25人の参加者がJR赤羽駅東口から二手に分かれ清掃活動をスタート。雨交じりに降る雪の中、約1時間の活動の後には10袋のゴミが集まった。
チームの三浦鮎子さんは「活動を始めたころは毎回20袋ほどのゴミが集まっていた。今では商店街の人などにも緑のユニホームが定着し、温かい声を掛けてくれる。少しずつ活動の認知度が上がってきたのでは」と話す。
今回は自衛隊東京地方協力本部のマスコット「トウチ君」もゴミ拾い用のはさみを片手に参加した。自衛隊北地域事務所の佐野陽子所長は「街の人と交流を図りながら街をきれいにし、人の役に立つ素晴らしい活動。本当にいい機会を頂いた。今後も参加したい」と話す。
学生時代からグリーンバードの活動に参加しているという、チームリーダーの辻夕香さんは「赤羽チームは定例掃除や区内のイベント協力のほか、定例掃除でも他団体とコラボすることが多い。これまでも、ミスアースやバルーンアーティストともコラボした。現在の活動参加者は7~8割が区外の人で構成されているが、地元の学生やファミリー層にも、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。「掃除を手段にして、参加者が交流し、みんなで仲良くなってほしい」とも。
定期清掃は毎月第2土曜の15時から1時間程度。集合場所はJR赤羽駅東口広場。飛び入り参加も可能。詳細はフェイスブックページで確認できる。