7月1日の富士山の山開きに合わせて十条冨士塚(北区中十条2)で6月30日と7月1日、十条冨士神社大祭が3年ぶりに、開催された。
古くから「お冨士さん」の名で地域に人に親しまれてきた同祭。富士山に見立て冨士塚に線香を持って登頂し、頂上にある石祠に参拝することで、富士山に登拝したのと同じご利益が得られるという。今年は十条冨士塚再整備工事に伴い、近隣に仮宮が設置された。
冨士塚脇の十条駅方面へと続くフジサンロードの両側には約200の露店が出店し、多くの参拝客でにぎわいを見せた。
北区在住の女性は「3年ぶりの開催で十条らしい姿が戻ってきた。たくさんの人が来ていたが、自営団やPTAなど地域の人が見守ってくれる中、子どもたちも露店を見ながら楽しんでいたようで良かった」と笑顔で話していた。