復職や新卒準備に向けた「OA事務スキルアップ講座」が2月20日から、赤羽のコワーキングスペース「ソーシャルビジネスワークセンターAKABANE」(北区赤羽1)で行われる。主催はアートプランズ(赤羽1)。
スマホやタブレットは使えるが、パソコンは苦手という人も増えている」と田辺さん
中小企業や個人事業主向けに業務効率化の提案(RPA導入支援)や事務代行サービスを提供する同社の社長、田辺啓子さんへ寄せられる相談を元に企画した。
厚生労働省職業訓練講座などで講師の経験を持ち、マイクロソフト公認インストラクターでもある田辺さんは「最近は事務職で復職した女性や、新卒社員としてオフィスで働き始めた人から、パソコン用語や基本的操作などの質問や相談が多く寄せられている」と話す。「入社したばかりのころは会社の人に『今さら聞けない』と思っている人が多いのでは」とも。今回の講座は、田辺さんに寄せられる相談や中小企業のニーズを反映させカリキュラムを構成したという。
2月20日=パソコン用語やフォルダの操作、アクセサリーの解説などから成る「パソコン基礎」、同22日=ネットワークや便利なウェブサービス、メールの添付やデータの圧縮などを学ぶ「インターネットとメール」、同27日=「ワード基礎と履歴書作成」、3月1日=「エクセル基礎と職務経歴書作成」の4つのテーマで構成。2月23日には4つのテーマを1日で受講できるコースも用意する。受講生がパソコンを持ち込み学ぶ。
田辺さんは「企業も採用の際、『基本的なパソコン操作ができれば』という抽象的な表現をすることもあるが、『基本的』という言葉が原因で採用側と入社される側にミスマッチを起こしていることも少なくない」と田辺さん。「最近働き始めた人はもちろん、春からの就職活動や復職準備として受講し、自信をつけるきっかけになれば」とも。「単発での受講も可能。講座は少人数制で進めるので、年代問わず安心して参加してほしい」と呼び掛ける。
開講時間はホームページで確認できる。定員は10人。参加費は、1回=2,500円、4回セットコースと2月23日=9,000円。申し込みはホームページで受け付けている。