十条銀座商店街振興組合が2月22日、第30回優良経営食料品小売店等表彰事業で農林水産大臣賞を受賞したと発表した。
食品等流通合理化促進機構が主催する同事業は、優れた経営成績を上げている食料品小売店や花き小売店、環境対策、地域活性化等を共同で展開している商店街や組合などを発掘し、表彰することを目的に実施されている。
同商店街は総菜が充実し、専門店の数が多く、食に関して便利な点や、衣料品や日用品も取り扱い、幅広い客層が来街し地域に密着した商店街であるという点が高く評価され、「組合・商店街等共同活動部門」で同賞を受賞した。
同組合の石井博事務局長は「昔ながらの商店街が大きくなって地域住民の生活に密着し、地域の方々に愛されている点が強み」と話す。
その他、長年にわたる客の声に応えて「お休み処」を新設した点、近隣小学校と連携して取り組む段ボールのリサイクル事業、個々の店と連携してのフードロスを減少させる活動なども評価された。
今回の受賞を受け、同組合の上福元一雄理事長は「来街者や近隣にお住まいの方々のために試行錯誤で行ってきたことで、最高の賞を頂いたことを大変うれしく思っている。こうした賞を頂いたことを励みに、コミュニティーの担い手として、さらに活動していきたい」と話す。