東京商工会議所北支部(北区王子1)が2月20日、北区の魅力を紹介する観光ガイドマップ「Qua Sanpo(クアサンポ)」を発行した。
東京商工会議所初代会頭の渋沢栄一を主人公としたNHK大河ドラマ「青天を衝け」の放送開始に合わせ、渋沢栄一の邸宅の一部が今も残る飛鳥山公園内に2月20日、「大河ドラマ館」がオープン。同施設は1年間で約20万人の来館を見込み、北区における地域経済の活性化に大きな期待が寄せられている。そこで、来館者や観光客らに渋沢栄一と北区の魅力をさらに知ってもらうため、渋沢が氏子となった神社や渋沢と交流のあった古河虎之助の旧邸宅がある旧古河庭園などの渋沢栄一ゆかりの場所や、渋沢栄一が愛した北区のお薦めスポットを紹介するマップを作成した。
マップには、大河ドラマ館のある北区王子を起点に、赤羽、王子、滝野川、田端の4つ(クアトロ)のエリアの歴史や自然、味覚、インスタ映えするスポットなどを掲載。各施設のミニ情報をイメージキャラクター「しぶさわくん」などのイラストを用いて紹介するとともに、各エリアに関するアニメ・映画などの作品や単語をキーワードとして載せる。コロナ禍における「密」回避対策として、王子から放射状に誘導するようなエリア分けの工夫も施す。
同支部の多田さんは「幅広い世代の方に北区を楽しんでいただけるよう、さまざまなキーワードをちりばめた。気になる目的地を決めて、のんびりと散歩を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。
マップは、飛鳥山の大河ドラマ館を中心に、マップ内で紹介している店や施設、同支部、東京北区観光協会で配布するほか、ウェブサイトでも入手できる。