雑誌「東京人」(都市出版)の増刊号「王子飛鳥山を愛した渋沢栄一」が1月14日、発売された。
同誌では、2月から放映されるNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公である渋沢栄一と渋沢が愛した王子飛鳥山がある北区を特集する。
北区は、渋沢が1877(明治10)年に飛鳥山に土地を購入し、別荘と利用した後に1901(明治34)年からは本邸とし、1931(昭和6)年に91歳で亡くなるまで過ごした地として知られている。
同誌では、渋沢の足跡をたどるとともに、文化や経済、交遊録など、さまざまな視点で同区との関係などを紹介している。大河ドラマで渋沢役を演じる吉沢亮さんのインタビューや赤羽での日常が描かれた「北区赤羽」で知られる清野とおるさんによる北区のまちや酒場の魅力を語る記事も掲載。
北区シティプロモーション推進担当課の担当者は「飛鳥山を中心に周遊できる北区のガイドとなる一冊。北区民はもちろん、渋沢栄一が好きな人、吉沢さんが好きな人など多くの人が北区の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と話す。
価格は740円。全国の書店のほか区役所区政資料室、飛鳥山博物館、中央図書館で扱っている。