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新荒川大橋緑地で「芝桜のじゅうたん」鮮やかに 春の景色、今年も

赤紫の芝桜のじゅうたん

赤紫の芝桜のじゅうたん

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 新荒川大橋緑地(北区赤羽3)で鮮やかな赤紫と純白の芝桜が現在、近隣を通過する人の目を楽しませている。

間近で見る芝桜の様子

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 荒川河川敷を季節感あふれる彩り豊かな景観にしようと「花いっぱいまちづくり事業」として、東京都北区が2010(平成22)年から2011(平成23)年の2年間にわたり芝桜を植栽し、整備した。植栽面積は7444平方メートル(全長=約450メートル、幅=約20メートル)、約6万4000株。

 北区広報課によると、東京23区では最大規模の植栽事業という。荒川下流域では、宿根草(しゅっこんそう)で堤防法面を花畑にするケースは珍しいとも。「宿根草」は冬になると地上部が枯れ、根が残り、春に新しい芽を出す多年草。芝桜など。

 芝桜の植栽はフラワーアートにもなっており、対岸から見ると純白の芝桜で「KITA・CITY」文字が浮かび上がる。文字の間には東京都北区で使っている「コミュニケーションマーク」も。花いっぱいの元気な北区を象徴するマークとして「桜」の3枚の花びらで「北区」のイニシャル「K」を表現している。花びらのつながりは「交通」のネットワークや、コミュニケ-ションを表しており、桜の開花が、春の生命の息吹「ネサンス=誕生」や「出発」もイメージするようにデザインされている。

 河川敷近くの新荒川大橋を歩いていた40代女性は「川口市側から来たが、印象の強い赤紫のじゅうたんを毎年楽しみにしている。最近は暗いニュースが多いが、ここは明るい光景」と笑顔を見せた。

 同緑地では現在ソメイヨシノが散り始めており、例年は多くの人が散歩や花見に訪れるスポット。東京北部のターミナル駅でもある赤羽駅に向かう鉄橋を走るJR京浜東北線や東北本線の様子も望める場所でもあるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛で現在は、足を止める人は少なくなっている。

 芝桜は4月下旬まで見頃が続くと予想される。

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