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王子・飛鳥山博物館で「凹みが語る縄文文化展」 縄文人の生活を探る

植物の種の痕が見られる土器(写真提供=東京都北区)

植物の種の痕が見られる土器(写真提供=東京都北区)

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 「凹みが語る縄文文化展」が12月21日、飛鳥山博物館(北区王子1、TEL 03-3916-1133)常設展示室で始まる。

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 1996(平成8)年の七社神社前遺跡(西ヶ原2)の発掘調査で見つかった縄文土器に残されたへこみ(=植物の種実痕跡)を紹介する同展。分析調査結果から、縄文時代の人々がどのように植物を活用して暮らしていたかを考えてもらおうと企画した。

 展示では遺跡から出土した浅鉢形土器や、分析調査結果などの解説パネルのほか、粘土状の時点の土器に植物の種などが付着した事で現れた「へこみ」調査のため、型を取ったシリコンなどを展示する。

 1月13日は関連イベントとして、同館2階講堂で明治大学文学部教授の阿部芳郎さん、明治大学黒耀石研究センタースタッフの佐々木由香さんを招き、特別講演会「縄文人と植物利用」を行う。参加費200円。要事前申し込み(応募者多数の場合抽選)。

 同館スタッフは「科学的なことに興味ある方はもちろん、地域の歴史に興味のある方にも楽しんでいただけるので、ぜひ遊びに来ていただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。月曜、12月28日~1月4日休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。観覧料は、一般=300円、障がい者=150円、65歳以上=150円、小中高生=100円。来年3月1日まで。

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