「北区湯めぐりスタンプラリー」が現在、開催されている。主催は東京都北区浴場組合。地域住民とのふれ合いと区内各銭湯の特色を楽しんでもらおうと企画され、今年で3回目を迎えた。
同組合の徳江康幸さんは経営する「テルメ末広」(北区志茂5)の日常について、「初めて来た人が、顔見知りから始まり、お客さま同士が自然とあいさつする仲になっていく。裸の付き合いになると肩書など関係なく会話が始まり、地域のコミュニティーの場が自然と生まれる。本当に不思議な空間」と話す。「親子で利用する女性客も増えた。シニアの利用客がかわいがって、小さなお子さんが人気者になる」とも。
スタンプラリーでは、異なる銭湯のスタンプを4つ集めると同組合公式キャラクター「ゆきたん」が描かれたオリジナルタオル1枚がもらえる。タオルは3種類。11月25日現在、2100枚用意したタオルが残り半数ほどになっているという(無くなり次第終了)。
徳江さんは「区内には昔ながらの趣の銭湯、若手経営者が頑張っている銭湯、さまざまな風呂の種類など、地域によって違う特徴や面白さがある。スタンプラリーを通じて、それぞれの銭湯の特色を発見しながら楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。
スタンプラリーの対象は大人料金の利用客(12歳以上)。スタンプシートは参加浴場のほか、区内図書館、地域振興室、東京北区観光協会(北区王子1)で入手できる。12月31日まで。