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東京・北区の子育てサロンが法人化 「子育てママ」の多様な受け皿と地域の協働目指す

内海さん(中央)とほっこり~のに集まる子育てママ

内海さん(中央)とほっこり~のに集まる子育てママ

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 北区十条と志茂で子育て中の母親が集まるサロン「子育てママ応援塾ほっこり~の」(北区十条仲原1)が9月18日の東京都の認証を経て、10月30日、NPO法人としての届出を完了した。

内海さん(中央)とほっこり~ののイベントに集まる子育てママ

 主宰者の内海千津子さんは起業して8年、北区内の十条と志茂にあるサロン2カ所で、子育て女性たちの声に耳を傾けてきた。現在、サロン事業のほか子育てママのコミュニティーサークルの運営や「ママフェス」などのイベント運営を手掛けている。中にはNICUを経験した母親限定のコミュニティー「北区Nっ子の会」や「転勤妻の会」、双子の子どもを持つ母親の会など、独自のコミュニティーを形成し、それぞれの子育てママのニーズを拾いながら活動を続けている。

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 「子育て支援はひとくくりにはできない。悩みや、欲していることは人によって違うもの。母親一人一人の状況に合わせ、手を差し伸べていきたい」という思いを原点に持つ内海さん。「サロンを始めたときには家賃を払えるか心配な時もあった。その一方で目の前には泣きながら悩みの相談にくる利用者がいる。そちらも放っておけず、何時間も気が済むまで話を聞いていた」と振り返る。

 悩みを持つ母親にはなるべく費用の負担がないように、気軽に立ち寄れる無料のサロン事業の重要性を感じる一方で、活動を継続するに当たって必要な資金の確保が必要となる。そのため、ほっこり~のでは、企業との連携やフリーペーパーの制作、職業紹介業などを展開し、2015(平成27)年に「ほっこり~のプラス」として、株式会社も立ち上げた。

 内海さんは、「株式会社は非営利(NPO)の活動を支えるための存在として位置付けている。スタッフも理解あるメンバーが関わってくれている。おかげで仕事も少しずつ増えてきたので、より一層、非営利の活動に力を入れていきたい」と話す。今後株式会社も継続するという。

 「ほっこり~のは新たなステージに立ったと思う。NPO子育てママ応援塾ほっこり~のは、これまで通りサロン事業やコミュニティーサークル、ママフェスなどを中心に活動する。子育て支援には行政サービスと民間のサービスではできること・できないことがそれぞれあるからこそ、地域とタッグを組んでママを支援していきたい」と笑顔を見せる。

 12月4日にはNPO法人化して初のイベント「ほっこり~のパーティ2019 CHRISTMAS」が王子・北とぴあで開催される。入場料は500円。

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