音無親水公園(王子本町1)で11月15日、「紅葉ライトアップ」が始まった。
「日本の都市公園百選」に選ばれている同公園の魅力をより多くの人々に周知することを目的に行う。東京都の「令和元年度 秋のライトアップモデル事業」の一環。主催は東京北区観光協会。
同園は、江戸時代の浮世絵に数多く描かれる景勝地「音無川」(石神井川の別名)を再現した公園。石畳、水車、木橋(舟串橋)などともに、春は桜、秋は紅葉のトンネルを目指し、毎年多くの人々が訪れる。夜間ライトアップは昼間の紅葉と一味違った美しさを体感できる。
2024年に新1万円札の顔となる渋沢栄一翁が建築を支援し、かつての交通の要所だった音無橋とモミジやケヤキなどの落葉樹を計44基のLEDのライトで照らし、幻想的な空間を演出する。
ライトアップ初日の11月15日18時ごろには、スマートフォンで撮影する帰宅途中のサラリーマンや、音無橋の近くのベンチでライトアップの様子を眺めるカップルの姿が見られた。
同協会の大澤さんは「今年で2回目となった秋のライトアップ事業を通じて、音無親水公園の魅力を区内外に発信できれば」と話す。
点灯時間は、16時~21時。入園無料。12月15日まで。