「トップアスリート直伝バスケットボール教室」が8月18日、赤羽体育館(北区志茂3)で開催された。
同教室は2010(平成22)年から実施。東京都北区では、トップアスリートが持つ技術や競技体験を、一流選手・指導者から子どもたちへ直接伝えることで、未来を担う子どもたちに夢と希望を与えるとともに、技術の向上と、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた機運醸成を目的に開催している。
当日の講師は、プロバスケットボールリーグ「Bリーグ」所属チームのサンロッカーズ渋谷の山内盛久選手と浜中謙アシスタントコーチ、橋本啓志クリニックコーチを迎え、区内在住・在学の小学1年生から6年生までの67人が参加した。
2時間にわたる直接指導ではウオーミングアップからスタート。5人1組で円を描くように並び、講師の合図で円の中心にあるボールをタッチする速さを競うゲームや鬼ごっこ、低学年と高学年の2グループに分かれてパスの出し方やドリブルのコツ、シュートの打ち方などのアドバイスを受けながらの実践指導が行われた。
講師陣からは「パスは相手の取りやすいところに出してあげること。そうしないとチームプレーにはならない」などの講師のアドバイスに熱心に耳を傾ける子どもたちの姿が見られた。小学5年生の男子児童は「プロの選手から教えてもらうことができてうれしかった。これから失敗することを恐れずにドリブルの練習などを頑張っていきたい」と今後の練習に意欲を見せた。
山内選手は「今日はバスケ経験の有無を問わず、参加してくれた小学生たちみんなにバスケの楽しさを伝えたいと思い指導した。バスケの面白さを見つけてもらうと同時に、チームスポーツを通して社会の一員として集団行動をすることの大切さなどを学んでもらえたら嬉しい」と笑顔を見せた。