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赤羽に「髭女装」レディシロウ登場 昭和の雰囲気求め街散歩

赤羽の老舗駄菓子屋の前で

赤羽の老舗駄菓子屋の前で

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 赤羽でイラストレーター谷口シロウさんが扮(ふん)した「髭(ひげ)女装 レディシロウ」が活動の場を広げている。

「散歩の間にいろんな人にお会いする。見かけたら是非声をかけて来てほしい」とシロウさん

 「赤羽散歩」と名付け、7月6日に赤羽で散歩を始めるなど活動を続けるうちに、区民を中心にSNS上で話題に。赤羽散策は8月19日にも行った。

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 シロウさんは、レディシロウ誕生のきっかけについて「2011年にアーティストが集まってポスターの企画展が開催される予定があった。東日本大震災で世の中が暗く落ち込んでいる時に、何か明るくなるような企画展にしたいと考え、メーク、衣装・小道具を借り、ポスター用に撮影したのがきっかけ」と話す。

 「心の開放」と「理由なき美」をテーマに、これまで赤羽のカフェ、赤羽公園・赤羽シルクロード、赤羽一番街商店街やキャバレーハリウッド跡などを巡り撮影したり、道行く人から声を掛けられ撮影に応じたり、地元グルメなども楽しんだ。赤羽を選んだ経緯について、昭和のイメージが残っている場所を探していたところ赤羽出身のイラストレーター仲間に推薦され、決めたという。

 昭和の雰囲気が好きだというシロウさんは「実際に歩いてみて、赤羽は昭和が残っている街だと感じた。昭和の時代は産業だけでなく音楽やデザインまでも、文化をつくろうと力強いエネルギーがあり、クリエーティブな愛もあった」と話す。「赤羽はフレンドリーな人が多く、人が温かい街。今は飲み屋街のイメージが強いが、街は見ていない所だらけなので、ほかにも魅力を発見していきたい」とも。

 イベントにひげ女装で参加したり、散歩を始めたりして、人のつながりが増えたというシロウさん。イラストレーター仲間の北区出身のタケヤマノリヤさんは「レディシロウになってからイラストの作風も変わった。作品にも開放感が出てアーティスト感がさらに増した」と話す。

 シロウさんは「趣味でやっていることだが、私を見た人が『おや、何だろう』と感じてもらえればと思う。見て、そこから元気になる事もあるだろうし、見た人が何か考えるきっかけになればいいなと思う。9月9日から私が絵を手掛けた絵本『まぼろし花』の原画展が南青山で開催される。作品も楽しんでほしいので遊び来ていただければ。赤羽の街でも見掛けたらぜひ、声を掛けてください」と笑顔を見せる。

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