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北区の小学校で世界共通運動プログラム 「走る」「跳ぶ」「投げる」アスリートが直接指導

身体全体を使ったジャンケンの様子

身体全体を使ったジャンケンの様子

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 北区立滝野川もみじ小学校(滝野川3)で6月18日、「北区キッズアスレティックス体験プログラム」が開催された。

当日の様子

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 「キッズアスレティックス」は、オリンピック出場経験選手など国際陸上競技連盟(IAAF)認定コーチが、子どもの身体能力の基礎である「走る」「跳ぶ」「投げる」を直接指導する世界共通の運動プログラム。北区では、東京オリンピック・パラリンピックの気運醸成事業の一環として2013(平成25)年度から行っている。

 当日は、2000年シドニーオリンピック走高跳日本代表のハニカット陽子さん、1991年に東京世界陸上に出場した女子800メートル競走の元日本記録保持者・徳田由美子さん、国際陸連公認ユースコーチで元七種競技選手の村上結花さんの3人を講師に招き、4年生児童66人が特別授業を受けた。

 講師の自己紹介の後、準備体操では全身を使ったジャンケンで村上さんと児童らが対決。「勝った」「負けた」と序盤から盛り上がりを見せた。その後、「走る・跳ぶ・投げる」の3つのセクションに分かれ、児童らは講師からコツやトレーニング方法を学んだ。

 「ラダー」と呼ばれるはしごのような細かい間隔をステップしながら走り抜ける「ラダースプリント」、地面に置いた輪を中心に前後左右の方向へ跳ぶ「クロスホッピング」、音が鳴る羽根つきボールを使い、正しい投げ方を練習する「ヴォーテックススロー」では、狙った的にボールが飛んで行かず、悪戦苦闘する様子もあったが、狙った的に当たると歓声を上げ、喜ぶ様子が見られた。

 ハニカット陽子さんは「チャレンジしないと何も得られない。この活動がいろいろなことにチャレンジしてたくさんのものを得るきっかけになれば」と話す。

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