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北区発の事業支援サービスに起業家、アーティスト集結 インスタきっかけに始動

(右から)「Honmono協会」代表理事の三井所さん、理事の伊藤さん、佐久間さん

(右から)「Honmono協会」代表理事の三井所さん、理事の伊藤さん、佐久間さん

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 北区で3月に発足した一般社団法人「Honmono協会」(北区東十条2)が、事業支援サービスを開始し、5月29日現在で第1期メンバー9組が決定した。

「互いの個性を尊重しながら展開している」というミーティングの様子

 事業支援サービス「Honmono」は、アーティスト、起業家、デザイナー、職人など多様な分野の人材および法人や団体が登録する会員制プラットホーム。同サービスに参画することで会員間での協業プロジェクトなど、互いのリソースを持ち寄ったりする事で新たなビジネスチャンスを生み出すことを目標に掲げる。

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 Honmono協会代表理事で「本物の赤パン」などを手掛けるアパレルメーカー「Red Create」社長の三井所健太郎さんは「ものづくりに関わる中で、一流の技術を持った職人さんやメーカーに出会った。伝統ある技術や日本を代表するような技術があるにも関わらず、うまくPR出来ていない現状にもったいないと感じることも多かった」と話す。

 三井所さんによると、インスタグラムで互いの活動を気に掛けていたという、企業PRなどの映像を手掛けるビデオクリエーターの佐久間一璃(かずあき)さんと意気投合し、「Honmono」設立の構想が生まれたという。三井所さんがインスタグラムで感銘を受けたという漆芸作家の伊藤ミナ子さんに声を掛け、理事3人で一般社団法人を設立した。

 0期メンバーは、「日本工芸」の松澤斉之社長、「Tearoom」の岩本涼社長、「和太鼓集団鬼太鼓座」、モデルのYUKIさんなどが参画した。

 伊藤さんは「インスタグラムで声を掛けられた時は警戒したが、三井所さんの穏やかな第一印象の裏にものづくりや作り手に対する熱い思いを感じた」と振り返る。「Honmono」サービス開始に当たり3人でリソースを出し合い、「魅力ある人の人生の映像化」をサービスの一つとして、伊藤さんのプロモーション映像制作を手掛けた。伊藤さんは「私の作品は手で作っているのではなく、目で創っている。その感覚が映像制作の行程も垣間見れた」と話す。

 作家として活動する伊藤さんは「一般的には木地師・下地職人・塗師・上塗師・蝋色師・蒔絵師とそれぞれの行程を分業で担っているものだが、私は全工程を一人で行っている。一点物の製作や、作家としての作品を制作する傍ら、新たな展開を考えた際に職人や作家の世界では若いとされる私のような存在では、営業活動や契約の場面において困る事も多い。今後はBtoBへの契約なども想定しており、同サービスを活用する事でプロデュース業などへの事業展開が見えてきた」と笑顔を見せる。

 「会員制サービスだが、上下関係はない。相互扶助の関係が前提」と三井所さん。佐久間さんは「『Honmono』のプラットホームメンバーに加わった人たちが、互いの持つ個性を発揮し、メンバー同士のつながりや、新たな事業展開につながる事を期待している。同じ思いをもつメンバーが増え、互いに高めあうプラットホームになれば」と話す。

 Honmonoでは今夏、第1期メンバーのプロモーション映像を公開する予定という。メンバーは事前審査制。

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