北区赤羽でジョギンング初心者向け体験イベント「楽しくジョギング&昼からゆるのみ」が4月13日、開催された。
主催の地元旅行会社「あうたび」(北区赤羽1)の唐沢社長と起業家仲間の「リアルビジョンスポーツ」(渋谷区)阿部秀司社長の間で、赤羽では荒川の河川敷周辺でマラソンなどのイベントが多数開催されている現状について、話が盛り上がったことがきっかけで企画。初心者が正しい準備や知識を得た上で走ることにチャレンジできるよう開催した。
レッスンは、参加者同士の自己紹介で始まり、座学でジョギングの服装やシューズの選び方・履き方、飲料や食事の取り方などの基礎知識を学び、荒川の河川敷に移動し準備運動、ウオーキング、早歩き、ジョギング、ストレッチの順で約2時間の構成で行われた。ジョギングの後には、北区のコワーキングスペースSBWAで昼食を兼ねた懇親会が開かれた。
唐沢さんは「当社では、少人数制で東京から地方へ旅をするツアーが中心だが、赤羽の起業家として地元の魅力を伝える企画を考えていた。今回は運動不足の同年代の人が気軽に参加できるようにランニングをテーマにした。女性1人で申し込む人も多いので気軽に参加してほしい」と話す。「赤羽と言えば『お酒』の街のイメージもあるので『ゆるのみ』もプログラムに入れた。走った後の一杯は格別においしい。懇親会の後は、街を知ってもらうために、希望者制で赤羽の飲み屋街を紹介する」とも。この日は、参加者9人のうち7人が区外から参加した。
講師の阿部さんは「若い頃は、ランニングは苦しいものと思っていた」と話す。50歳の時に生活環境で体重も増加した体を改善しようと始めた有酸素運動と食事の適正化で減量も成功。体質も変わり、運動の効能に目覚めたという。スポーツトレーナーの資格を取得し、2019年1月に起業した。現在はフルマラソン、トライアスロンなどにもチャレンジしている。「今の時代、健康や仕事など、さまざまな悩みを抱える人もいると思うが、人生を変えてみたいと思ったら、走ることにチャレンジしてみてほしい」と自身の経験から参加を呼び掛ける。
次回開催は5月11日、6月8日(単発受講も可能)。開催時間は10時~12時。参加費2,000円。参加申し込み・問い合わせは「あうたび」(TEL 03-6356-4461)まで。