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「赤羽の軍都の痕跡を巡る」まち歩き開催 北区観光ボランティアが企画

まち歩きイベントの様子

まち歩きイベントの様子

 北区観光ボランティアガイドの会が3月28日、「赤羽の旧陸軍の軍事施設の痕跡を巡る」をテーマに、まち歩きイベントを行った。

UR赤羽台での様子

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 同会は、2008(平成20)年の観光庁発足後、2010(平成22)年に設立され、現在、約35人がガイドスタッフとして登録している。同会では、区内のさまざまな名所を巡る観光コースを作成して、区内外の利用希望者を案内している。

 観光コースは、渋沢栄一の足跡をたどるコースや浮世絵に描かれた江戸名所の歴史探索をテーマにしたコースなど現在11のコースがある。

 同イベントは、明治の初めに赤羽火薬庫が設置されたことに始まり、第一師団工兵大隊や被服廟(びょう)、軍用引き込み線など、陸軍に関連した施設などができたことで、赤羽は軍都と呼ばれるようになった歴史の痕跡を巡りながら、軍都から商業の街として移り変わってきた赤羽の街の変化をガイドする企画。

 同会の岸秀雄会長は「赤羽には現在、師団坂(北区赤羽台4)として名称が残っている坂道や緑道公園(赤羽台3)には軍用引き込み線の跡など、軍都だった痕跡は確認できるが、史跡はないので、当時の写真や古地図などを活用しながら、赤羽の街の歴史を伝える工夫をした。現在、UR赤羽団地は、被服廟の跡地に立っているが、古地図を見ながら、団地の敷地内を歩くと、歴史の痕跡を知ることができる」と話す。

 当日は31人が赤羽駅に集合し、境内に招魂社がある赤羽八幡神社(赤羽台4)や参道の入り口から師団坂を上ると見えてくる第一師団工兵大隊跡に建てられた星美学園、緑道公園内にある軍用引き込み線、UR赤羽団地などを約2時間半かけて、同会のボランティアガイドと一緒に歩いた。

  「赤羽は、区の子育て支援の取り組みやマンションの建設、交通の便も良い点などもあり、ファミリー層も増えてきて、せんべろの街からファミリー層向けの街のイメージに変わりつつある。今回テーマにした軍都の歴史もあるし、太田道灌に関連した稲付城跡や荒川の水門、江戸から昭和の歴史を感じることができる散歩道など、いろいろな意味で魅力があるカオスな街」と岸さんは紹介する。

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