JR十条駅西口駅前広場と北区ジェイトエル(北区上十条2)で11月16日、「十条まちびらきまつり」が開催される。主催は実行委員会と北区。
同イベントは十条駅西口地区市街地再開発事業の完了を記念し、「これからの十条地区のさらなるにぎわいづくり」を目指して企画。サブタイトルに「つなげよう、ひろげよう、十条の輪」を掲げ、新たなシンボルとして生まれ変わった駅前広場と再開発ビルを舞台に、十条ならではの歴史や文化、下町としての魅力を伝える内容になるという。
当日は駅前広場にステージを特設し、篠原演芸場から「劇団美松」による大衆演劇や、十条にゆかりのあるオリンピック金メダリスト・鏡優翔さんによるトークショーを行うほか、地域住民によるみこしなどを披露する。他にも近隣の小・中学生や大学生がダンスや楽器演奏などを行う。
周辺には子ども向けの縁日や飲食ブースが立ち並び、はしご車の体験搭乗、自衛隊とJR駅員の制服着用体験ができるコーナーを設置。十条地区への期待の声や要望を集めるオープンワークショップも開く。
ジェイトエルでは地元小・中学生による作品展示や十条銀座商店街周辺の歴史写真展を行うほか、再開発事業の歩みを写真とスライドで紹介する。
十条まちづくり全体協議会の栗橋弘明会長は「このイベントを開くまでの経緯としては、十条駅の踏切廃止の署名運動に端を発し、それに伴う駅前の再開発から始まっている。ここまで来るのに30年かかった。駅前が新しくなったことを内外に広くアピールし、地元のにぎわい創出と発展のためにイベントをやろうと企画した。この取り組みを通して十条の素晴らしさとにぎわいを多くの人と地域の子どもたちに伝えたい」と意気込みを見せる。
開催時間10時~16時。参加無料(一部コンテンツは有料)。はしご車の体験搭乗は要予約。