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「防災の日」に飛鳥山公園で朗読とワークショップ 震災の記憶を語り継ぐ

チラシとうちわを手にする北原さん、小池さん、富永さん

チラシとうちわを手にする北原さん、小池さん、富永さん

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 朗読とワークショップを行うイベントが「防災の日」の9月1日、飛鳥山公園のレストラン館内「shibusawa hat コミュニティスペース」(北区西ヶ原2)で開催される。主催は大日本ダイヤコンサルタントと「かたりと」北原久仁香さんの共催。

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 今回は「ひとり語り&樹木医が伝える草花の生命力 ~芥川、渋沢と九月一日~」と題し、2部構成で行う。前半はナレーター・語り手の北原久仁香さんの一人語り。関東大震災から1年後、がれきが残る横浜山手を舞台にした芥川龍之介の掌編「ピアノ」と「大震雑記・日録」を朗読。震災時、救援活動に奔走した渋沢栄一の行動も紹介する。

 後半は樹木医・富永斉史さんが震災にまつわる草花のたくましい生命力を解説。夏の飛鳥山公園を彩った草花でプチブーケを作る。

 北原さんは「戦後80年になろうという時、地震や戦火で焼け野原となった土地に芽吹く草花のたくましさに注目してほしい。芥川龍之介記念館の着工も間近なので、興味を持つきっかけになれば。夏休み最後の日曜日、親子連れや若い人に来ていただければ」と参加を呼びかける。

 「飛鳥山は歴史のある場所で桜の名所として有名。304年前に開放され、人間が植えたものと自然に繁殖したものが混在して、今ではさまざまな植物や樹木がある。草花や緑の生命力、価値を感じるひとときになれば」と富永さん。

開演は11時と14時。参加費は2,500円。要予約。

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