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芥川龍之介・田端転入110周年 田端文士村で「友情」テーマに企画展

初公開の「芥川龍之介・室生犀星等合作書画幅」

初公開の「芥川龍之介・室生犀星等合作書画幅」

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 芥川龍之介田端転入110周年を記念した企画展「友情から生まれたもの 文士村の青春アンサンブル」が現在、田端文士村記念館(北区田端6)で開催されている。

新収蔵の雑誌「文藝春秋 大正12年11月号」

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 大正時代後期、文壇で活躍する作家たちが田端に集まり文士村は最盛期を迎えた。中でも芥川龍之介と室生犀星が、友人や後進を誘引し文士村形成に大きく貢献した。

 同展ではその2人の句を含む「芥川龍之介・室生犀星等合作書画幅」を初公開する。この資料は田端にあった料亭「天然自笑軒」での親睦会の様子を岸浪静山が描いたもので、芥川・室生の他に渡辺庫輔、永見徳太郎らが句を寄せている。中でも芥川の俳句は、全集・全句集に未収録のもの。同料亭で使われていた皿や当時の写真も展示している。

 他にも100年の歴史の中で、唯一田端で発行された新収蔵の雑誌「文藝春秋 大正12年11月」や文士たちの交流や友情をきっかけにから生まれた雑誌、初版本、直筆の合作作品、寄せ書き、芥川と親交の深かった小穴隆一の装幀原画「西方の人」(芥川龍之介著)なども紹介している。

 同館館長補佐の石川士朗さんは「初公開の画賛幅では、岸浪の画力で描かれた芥川の幅広い交流の様子や長崎からの友人を招いたおもてなしの一端を見てほしい。友情をテーマにした展示なので、見終わった後、自分自身の青春時代や友情を思い出してもらえれば」と話す。    

 開館時間は10時~17時(最終入館は16時30分)。月曜・祝日の翌日休館。入館無料。9月21日まで。

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