映画「武士の家計簿」のバリアフリー上映会が3月10日、北区中央図書館(北区十条台1)で開催された。同館内では「障害者とスポーツ」をテーマした展示も行われている。
主催は同館、企画・運営は北区図書館活動区民の会のユニバーサル部会。同部会は4つのボランティア団体で構成されている。
上映は、映画音声のほか、視覚障がい者用の音声ガイドと聴覚障がい者用の日本語字幕付きで行った。会場内には手話通訳者がおり、ヒアリングループ補聴援助システムも設置した。この装置は、補聴器・人工内耳を使っている人に音声がはっきり聞こえるようにするもの。
3月28日までは、同部会が企画したパネルと図書による展示「障害者とスポーツ」も行っている。期間中、北区出身のパラアスリートの活躍をパネルで紹介するほか、区内ボランティア団体による点字と手話の紹介やパラリンピック、デフリンピックに関する展示を行う。「障害者とスポーツ」に関する図書も多数そろえる。貸し出しも行う。
同部会責任者の藤沼祥子さんは「映画会は年に3回ほど開催していて、今回は満席に近い申し込みがあった。多くの人に楽しんでいただけるような会を今後も続けていきたい」と話す。
開館時間は9時~20時(日曜・祝日は17時まで)。入館無料。