北区の魅力を伝えるシティープロモーションに向けた区民懇談会を12月20日、北とぴあ(北区王子1)で開いた。
同懇談会は、「北区イメージ戦略ビジョン(KISS)」に代わるビジョンづくりの一環で、北区のファンを増やすためにはどうすればいいかについて、既に北区のファンを自称するメンバーや区内に愛着を持って活動を行う区民らを集め、北区の魅力や発信方法などについてワークショップ形式で2023年6月より検討を重ねてきたという。
最終回となる今回は20人の参加メンバーが6グループにわかれ、北区ファンのかけ合わせによる取り組みのアイデアやファンがより行動しやすくなるためのアイデアなどについて、話し合いが行われた。参加メンバー自身の北区での思い出をグループ内で共有しながら、懇談会参加者同士の連携だけではなく、行政や大学、地域の子どもたちとのコラボレーションなどのアイデアが発表された。
参加メンバーの一人で赤羽在住の吉本芸人・堀内馬鹿祭さんは「赤羽かいわいしか知らないことも多かった。参加して他のメンバーと話し合ったことで、区内でも地域によって生活の感覚が違うことが分かった。区内の地域あるあるをネタにしたり、区内以外にも北区の魅力を発信していくヒントが見つかった」と笑顔を見せる。
主催した北区シティプロモーション推進担当課長の窪田みなみさんは「北区のシティプロモーションビジョン策定に向け、区民懇談会という形でアイデアを出してもらう試みは初めて。北区の一番のファンである皆さんから、北区愛にあふれる提案をしてもらえたことが一番の財産。こうした取り組みで、北区ファンが一緒にシティープロモーションを行えるような取組みを今後も展開していきたい」と話す。