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「飛鳥山大茶会」 渋沢家の柏紋入りの菓子でおもてなし

飛鳥山大茶会の様子 

飛鳥山大茶会の様子 

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 「飛鳥山大茶会」が11月3日、飛鳥山公園内の旧渋沢栄一邸跡(北区西ヶ原2)で開催された。主催は一般社団法人東京北区観光協会。

茶席で提供した主菓子

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 会場となる旧渋沢庭園内に、茶道の流祖である千利休の高弟とされた七武将「利休七哲」にちなんで、同茶会では、渋沢栄一が開いた茶会に招かれた徳川慶喜、井上馨、伊藤博文、桂太郎、益田鈍翁、益田克徳、柏木貨一朗を無心庵七哲と設定して、7つのテーブルで茶会を開いた。各テーブルで、亭主がお茶と渋沢家の柏紋と青淵文庫のステンドグラスの枠を入れた主菓子でもてなした。

 参加者はテーブルでもてなしを受ける中、渋沢栄一に扮(ふん)したテノール歌手の髙梨英次郎さんが人力車で登場し、バイオリン奏者の駒崎りらさんと共にパフォーマンスを披露した。

 総合受付では、中央工学校の生徒たちが作った無心庵の復元模型を展示するほか、720度映像メタバース体験のほか、おみやげ館前広場では北区伝統工芸保存会によるものづくり体験・実演販売を行った。

 無心庵復興プロジェクト準備室事務局の椿克美さんは「渋沢翁が来年から新1万円札の顔になるので、北区全体で盛り上げるカウントダウンプロジェクトが大茶会でスタートした。渋沢翁が世界の人をもてなし、交流してきた茶室無心庵の再興プロジェクトで、渋沢翁の思いを次世代につないでいきたい」と話す。

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