イラク戦争を振り返る企画展「イラク戦争から20年 メソポタミアの未来たち展」が現在、赤羽の青猫書房(北区赤羽2)で開催されている。
同展は、シリア国内を支援する支援団体「TeamBeko」、音楽ユニット「ChalChal」、フォトジャーナリスト豊田直巳さんが所属する「豊田直巳事務所」が、イラク戦争から20年たった節目として共催で企画した。中心となったTeamBekoの佐藤真紀さんは20年以上、イラクやシリアなど中東地域を中心に支援活動に参加。イラク戦争が起きた当時も現地で支援活動を行い、帰国後はイラク戦争やイラクの現状について定期的に発信してきたという。
会場には、イラク戦争時に佐藤さんと交流のあった子どもたちが描いた絵や子どもの写真、バグダッド女子美術大学の学生たちの、メソポタミアを題材とした版画やイラク人画家ハーニー・ダッラ・アリーさんの作品、豊田直巳さんが撮影した写真などを展示する。
佐藤さんは「子どもたちの描いた絵は、自分自身や身近なものをテーマに想像力豊かに描かれている。自分の境遇に悲観することなく希望を持って生きている子どもたち。イラク人を改めて知ってほしい」と話す。
会場では一部絵画や雑貨・書籍も販売。売り上げの一部を寄付する。併せて、TeamBekoへの寄付も募る。
営業時間は11時~19時。火曜定休。入場無料。今月28日まで。27日はクロージングイベントを行う。イベントのみチケット制(前売り=2,000円、当日=2,300円、高校生以下=500円)。