「夏休みわくわくミュージアム☆2023」が現在、飛鳥山博物館（北区王子1）で開催されている。

今年の夏休みわくわく展示のテーマ「みんなの学校」

　同イベントは2001（平成13）年から、小中学校の夏休みに合わせて開催しており、企画展「夏休みわくわく展示」と、勾玉（まがたま）や土器作りなど夏休みの自由研究に役立つ工作教室を行っている。

　今年の企画展は「みんなの学校」がテーマ。北区に小学校ができて150年たったのを記念し、1945（昭和20）年ごろまでの資料を展示している。区内の小学校の教科書や写真、オルガン、児童の卒業証書などを展示し、当時の学校の様子を知ることができるようにする。

　1階の常設展示室では小中学生を対象にした夏休み特別イベント「ブラック・コン吉を探せ！」を開催。コン吉は飛鳥山博物館のマスコットキャラクター。常設展示室に隠れている真っ黒に日焼けした「ブラック・コン吉」を探すもので、クイズ参加者にはコン吉の鉛筆を進呈する。

　同館の久保埜企美子（くぼのきみこ）さんは「企画展は子ども向けだが、大人の方から『分かりやすい』という意見も多い。家族のコミュニケーションのきっかけになれば。博物館は敷居が高いイメージがあるが、家族で楽しめる企画をしているので気楽に立ち寄って北区の歴史や良さを知ってほしい」と話す。

　開館時間は10時～17時。月曜休館。2階特別展示は無料。1階常設展示は、一般＝300円。小・中・高＝100円。8月27日まで。