
瀧野川八幡神社(北区滝野川5)で栽培されている「滝野川ゴボウ」が2メートルほどに成長し、6月5日ごろ、開花した。
滝野川ゴボウは、土壌がよく畑が多かった滝野川で江戸時代に栽培が始まった。味と品質の良さから全国に広がり、江戸のゴボウの代表品種として人気になったという。その後、各地で滝野川ゴボウを元に品種改良が行われ、現在栽培されるゴボウの8~9割が同種の派生品種だという。
同神社では歴史ある滝野川ゴボウを2年前から境内で栽培している。花が咲いたゴボウは2022年の9月23日の収穫祭で収穫したもの。同年9月末にゴボウの根の部分を植えて栽培を始めた。冬の間は小さな葉のままだったが、3月頃から葉が大きくなり、4月には葉の大きさが70センチほどになった。5月に入るころには急速に成長し、クリスマスツリーのような形状になり、つぼみがつき始め、6月に入ると紫色の花を咲かせた。同神社のインスタグラムで、滝野川ゴボウの様子を紹介している。
同神社の藤井広美さんは「伝統野菜を通じて滝野川の地域を盛り上げていきたいと思い、栽培を始めた。ぜひ、境内のゴボウの花を見に来てほしい。かつて滝野川では、6月になるとこの花がゴボウ畑にたくさん咲いていたことを想像しながら見ていただけたら。住んでいる方々が地域に愛着や誇りを持つきっかけになれば」と話す。