渋沢栄一にちなんだ商品を扱う「渋沢逸品館TSUNAGU marche(ツナグ・マルシェ)」(北区王子本町1)が4月18日、音無親水公園の石畳風小路にオープンした。
経営は旺栄(王子本町1)。地域産業活性化事業などを手がける同社は、「東京北区渋沢栄一プロジェクト推進事業」の一環で「渋沢百訓まんじゅう」を区内企業と共同で開発。同商品を皮切りに、全国にある渋沢栄一ゆかりの地との関わりが広がっていったという。その中で、縁ある地域や商品を紹介する場所を提供しようと「渋沢逸品館」を立ち上げ、昨年からECサイトと期間限定ショップで販売していたが、今回、初の実店舗を開く。
店内には、北区内の企業が手がけた渋沢関連商品に加え、渋沢の出生地で知られる埼玉県深谷市の商品や渋沢が開墾に関わった北海道十勝清水町の商品など、全国にある渋沢ゆかりの地の商品を販売する。
飲食スペースでは、渋沢スペシャルブレンドコーヒー(レギュラー380円)やカレーライス(同850円)、牛トロ丼(同1,100円)などを提供する。食事後に土産として商品を購入することもできる。
同社の鈴木知子さんは「付け合わせのピクルスも、ここで購入することができる。今後はフレーバーを増やして味変できるようにしたり、メニュー数を増やしたりしていく予定。実際に食べて、購入できる実店舗ならではの仕組みを作っていきたい」と話す
営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は9時~18時)。水曜定休。