北区田端で魅力的なまちづくりを目指すオンラインコミュニティー「タバタガヤス」が立ち上がった。
立ち上げたのは、静岡県富士市と北区を拠点とてして活動する「勝亦丸山建築計画」。同社が1月に開催したオンラインイベント「小大家の会」と「小商いの会」の反響を受け発足した。同イベントは田端で場所を提供したい「小大家」とイベントやショップを運営したい「小商い」の2回に分け開催。既に各方面で活動するゲストが登壇し、具体的な活用事例を紹介した。
コミュニティー事務局の鶴元さんは「イベントを開催して分かったのは『小大家』も『小商い』も、やり方次第でどちらにもなることができる。ただ、可能性に気付いていない人が多いので、それを出し合い実現する場が必要だと思った」と立ち上げの思いを語る。
コミュニティー名は田端で街のために何か行動したい人のネットワーク(土壌)を作るコミュニティーとして「タバタガヤス」と名付けた。フェイスブックの機能を使った非公開グループで交流。フェイスブックページから誰でも参加できる。今後は各々の考えやアイデアをシェアすることで互いの活動を支援し合い、交流を深めながら田端を盛り上げていくという。
主催の丸山裕貴さんは「大家の中には、いい人がいれば場所を提供したいと考えている人も多いが、プレーヤーの存在を知らない人が多い。コミュニティーを通して、もっと地域の方と連携を取り田端を盛り上げるプレーヤーを知ってもらう必要がある。今後は空き家探索などを企画して、「大家」との関係をさらに広げていきたい」と意気込みを見せる。