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北区滝野川の団体が新拠点 児童らに学びの機会や居場所を提供

JimoKids代表の畑川さん

JimoKids代表の畑川さん

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 北区滝野川を本拠地とし、地元の児童らにさまざまな学びの機会や居場所を提供してきた「Jimo Kids」の新拠点が8月、開設された。新拠点は豊島区池袋本町で、「マチノオト」がスペースを提供した。

 マチノオトは、池袋本町を中心に空家の活用・再生を通じた地域活性化を目指す有志のプロジェクトチーム。拠点となる築60年の「伊藤邸」は、元住居兼革製品の工房で、昭和レトロの2階建て建築。屋内にはかつて仕事に使われていた古いミシンなどがそのまま残っている。Jimo Kidsは、子どもと関わる企画を核にマチノオトとコラボレーションしながら伊藤邸での活動を始めた。

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 Jimo Kidsは、北区主催の第1回ビジネスプランコンテストの特別協賛賞受賞後に本格的な活動を始めた。以来、子どもたちと働くお母さんたちと地域とを結ぶユニークな企画を数多く運営している。

 今年3月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小学校の休校を受け、代表の畑川麻紀子さんは「子どもたちに居場所を提供しよう」とSNSで声を上げた。「これまで関わってきた近隣の多くの拠点がこの声に応え、『点』ではなく『面』としての動きが起きた」と畑川さん。城北エリアの活性化を目指すチーム「ノーストーキョー」にも関わる畑川さんならではの展開となる。

 現在はトライアル期間として、土の路地と伊藤邸の一角に、「子どもやお母さんたちに『寄り道』をしに来てほしい」と畑川さんは言う。「そこで出会う職人やアーティストなど、地域の人々との偶然の出会いを経験してほしい。そうしたつながりから生まれる変化をじっくりと見守り、今後の動きを決めていきたい」とも。

 これを機会に、Jimo Kidsは北区とその近隣エリアにも多様な交流や活動を生む基盤となるたくさんの「場」作りをするため、活動を継続する予定だ。