王子・北とぴあ(北区王子1)スカイホールで12月24日、「空飛ぶシネマフェス」が開催される。主催は橋本新企画(神谷1、TEL 03-3907-0727)。
これまでは行政機関などとのタイアップで同様の企画が多かったが、今回は単独で主催する。「スカイホール」での開催と「想像力の翼を広げてほしい」という思いに掛け名称を考えたという。
上映作品は、国民の幸福度を追求した1948年当時のコスタリカが舞台の「コスタリカの奇跡」と、絶滅危惧種のジュゴンと辺野古が舞台となる「ZAN」のドキュメンタリー映画の2本立て。上映の間には替え歌ミュージシャン、ジョニーHさんのミニライブと俳優、右田隆さんの一人芝居や朗読会も予定する。
同社の橋本弥寿子社長は長男が幼いころに演劇に興味を持ったことをきっかけに子ども劇場の運営に関る中、徐々に演劇のサポートに関心を寄せるようになった。長男は同社が運営する劇団での運営・演出・指導・脚本などを担当、ギター教室や音楽イベントを手掛ける弥寿子さんの夫、保憲さんと共に同社を支えている。現在は子ども食堂やコミュニティーカフェも運営している。
橋本さんは「多くの人は地域や社会の問題を少なからず感じているはず。忙しい毎日に追われ忘れてしまいがちだが、今回の映画を見ることで『社会問題』に改めて目を向け、『市民ができることは何か』を考えてもらうきっかけになれば」と話す。
「区はかつて有名な劇団も存在し、芸術に関する環境や魂は残っている地なので、今後も映画のイベントや劇団にも力を入れていきたい」とも。
上映時間は、コスタリカの奇跡=10時30分~12時、ZAN=12時30分~13時43分・17時20分~18時33分。ライブ=14時~15時10分。前売りチケットは、一般=2,000円(当日2,500円)、高校生以下=1,000円(当日も同料金)。