住宅ローン専門の金融機関「アルヒ」(東京都港区)が12月12日、「本当に住みやすい街大賞2019 」を発表し、「赤羽」が1位に輝いた。
磯山 さやかさん(中央)とアルコ&ピース平子祐希さん(左)、酒井健太さん(右)が招かれた発表会
同賞は、東京、神奈川、埼玉、千葉の中から、実際にその地域で生活するという視点から「住環境」「交通利便性」「教育環境」「コストパフォーマンス」「発展性」を基準に住宅の専門家やファイナンシャルプランナーらが参画する委員会で選定したもの。同社の利用者の融資実行件数データを基に5点満点で評価した。
1位に選ばれた赤羽は「発展性」で満点を獲得し、総合評価4.54点。湘南新宿ライン・京浜東北線・埼京線などJR6路線が利用できるアクセスの良さや、区内主要駅の再開発計画への期待、大型スーパーや商店街もあり庶民的で生活しやすいことが評価のポイントとなった。
以下、2位「南阿佐ヶ谷」、3位「日暮里」、4位「川口」、5位「柏の葉キャンパス」、6位「勝どき」、7位「南千住」、8位「千葉ニュータウン」、9位「小岩」、10位「矢向」。赤坂で行われた発表会にはタレントの磯山さやかさんとアルコ&ピース平子祐希さん、酒井健太さんが招かれた。
赤羽で生まれ育ち、現在も北区で地域活性化イベントの企画や地域メディアのコンテンツ制作事業などを行う「まちづくり北」取締役の杉山徳卓さんは「赤羽は朝からお酒を飲んでいるという『飲み屋街』のイメージが強い。今回の受賞をきっかけに、その他の魅力に住民も再認識する機会になったのでは」と話す。
「赤羽は多様性と寛容さが魅力の街。昔から北関東や東北の人が移り住み、多様な人材が交わっている。街も新しい人を受け入れる事に慣れているが、寛容さの裏には街に関わる人々が自立してルールをつくるなど、良い雰囲気を保つための努力がある。今後も新しく訪れる人や住人が増え、新しい文化を持ち込んで街を盛り上げてほしい」とも。