山形なまりのご当地ラッパー「MC GATAどBANKING」の新曲「ラーメン伝笑曲KA・SHE・ROW~麺王国やまがた~」のPR活動に先駆け、6月28日、赤羽のミリタリー用品店が東京1号店となり、CDの取り扱いが始まった。
山形はラーメンの年間消費量が日本一。MC GATAさんは、全国に山形のラーメンをPRしようと活動中で、新曲の歌詞には「元祖鳥中華」「冷たいラーメン」「鳥モツラーメン」など山形のラーメンが登場している。今回で3枚目となるCDは5月1日に発売され、7月1日にはミュージックビデオがユーチューブで公開される。
CDの東京1号取扱店は、MC GATAさんの友人が営むミリタリー用品店「プロギアショップ トル―パーズ」(北区赤羽1)。店主の山中克祥さんは5年ほど前に山形のイベントでMC GATAさんと知り合い、CDを購入。以降、毎日メールや連絡をやり取りする仲になったという。MC GATAさんは、「山中さんは人情味があって、深い人間関係を構築しようとする人。実は、私は『ミュート期間』と言っているが、けんかをして、連絡を取らない時期もあった」と振り返る。「けんかして、ぶつかり合う仲だからこそ本物の友人」とも。
山中さんは「初めて会った時、MC GATAさんはタレントで、既に山形の有名人だったが、気取らずフラットに会話をしてくれた。今では、山形はもう一つの故郷だと思っている。当店は物を売っていく店だが、ただ売るだけで買ってくれる時代ではない。何か一緒に面白いことをやってくれる人を探していた」と振り返る。MC GATAさんは現在、トルーパーズのフリーペーパーや動画、SNSにも頻繁に登場している。
MC GATAさんは6月27日・28日、同店の視察と赤羽のラーメンや赤羽の街を散策・体験した。
「赤羽のラーメンは新感覚のラーメンで、とてもおいしかった。山形は村山、置賜、最上、庄内の4つの地方で、それぞれを象徴するラーメンがあり、南陽市には『ラーメン課』があるほどラーメンを愛している県だが、博多、札幌、喜多方などに比べると認知度が低い。今後の活動で、全国だけでなく、世界に山形のラーメンの魅力を発信していきたい。ラーメンは世界共通語にもなった。山形のラーメンには、インバウンドならぬ『麺バウンド』需要も見込んでいる」と笑顔を見せる。
CDはトルーパーズ、通販サイトAmazon、山形県内のファミリーマート(順次取り扱い)などで販売するほか、iTunesなど配信サイトで配信している。1,080円。