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赤羽のシンボル店「鯉とうなぎのまるます家」全面禁煙へ SNS反響大きく

まるます家外観

まるます家外観

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 赤羽一番街商店街の1950(昭和25)年創業の老舗店「鯉(こい)とうなぎのまるます家」(北区赤羽1)が6月4日から「店内全面禁煙」とするお知らせを店頭およびツイッターで発表した。

店頭に掲示されたお知らせ

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 ツイッターの該当投稿は5月31日現在、「リツイート」と「いいね」の数を併せて約950件を超えており、同店のファンや常連客が関心を寄せている。

 まるます家のツイッターを配信する広報担当者によると、「これまで、ツイッターは店休日のお知らせなどが中心で、リツイートは15件ほどだったが、今回の全面禁煙のお知らせには反響が大きく驚いている」と話す。

 2020年4月に全面施行となる「東京都受動喫煙防止条例」や「改正健康増進法」へ向けた準備ともいえる決定について担当者は「たばこを吸う人も吸わない人もお客さま。愛煙家のお客さまにはとても心苦しいが、2020年を見据え、今の段階で店内全面禁煙を決めた」と話す。「ツイッターでの反響は9割が好意的で中には応援メッセージもある。愛煙家の常連のお客さまからも『今の時代、しょうがないね』と声を掛けられる」とも。

 赤羽は「立ち飲み」「せんべろ」「昼飲み」などをキーワードに同店のような多くの老舗飲食店がメディアで注目を受ける中、近年は赤羽で飲食店を開業する若手オーナーも増えている。土日は区外からの客が行列を作り、平日の昼時でも1階のカウンターは満席となる老舗人気店の動向に、近隣の飲食店も注目している。

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