「北彫展(ほくちょうてん)」が5月8日から、北とぴあ地下1階展示ホール(北区王子1)で開催される。主催は北区文化振興財団。
1989年から始まった同展は今年で31回目。昨年は30回記念企画として期間を延長し、10日間開催。2043人が来場した。
今回は、日本芸術院会員川崎普照(ひろてる)さんをはじめ、北区ゆかりの著名彫刻家37人の作品67点を展示する。今年米寿を迎える川崎さんを記念して、川崎さんの作品10点を選び、これまでの作風の変遷をたどる特別展示も同時開催する。会場には出品者の作品を販売する「チャリティーコーナー」を設け、売上金の一部は災害被災者の義援金に充てる。
5月11日・12日は、「ギャラリートーク」を行う。作品に込めた作者の思いや彫刻の技法、鑑賞方法など、作家目線から見た貴重な話を展開する予定。
北区文化振興財団スタッフは「質の高い作品が並ぶだけでなく、ギャラリートークは話の上手な作家さんばかりなので、楽しんでいただけると思う」と話す。
「週末の午前は作品制作の様子も観覧いただける。一流作家の作品をお手本にし、子どもが制作した作品も展示する。子どもならではの感性で色付けを行い、一味違った作品となっているのも見どころの一つ。ぜひ会場に足を運んでいただければ」と呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。ギャラリートーク開催時間は14時、16時。5月12日まで。